2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
素敵な俳優さんが自殺された。 美しい瞳の、真面目で繊細で優しそうな、 キラキラした上品で崇高な感じの素敵な俳優さんだった。 生きる苦しみよりも、死ぬ苦しみを選ぶなんて、 どれだけ苦しかったのか・・・ ゆめこは、お会いしたこともない方なのに、 可…
小学生の時、「道徳」の授業があった。 大抵、つまらない話なので、ゆめこはいつもあまり期待しないけれど、 ある日、小学3年生の担任の工藤先生が、 先生が幼かった頃の戦争体験を話してくれた。 このお話だけは、とても衝撃的だったし、 ゆめこは今でもと…
ゆめこが幼い頃、 近所のお友達や親戚のおばちゃんの家の電話機は、 ダイヤル式の黒電話だったけど、 なぜか、ゆめこの家の電話機は、ダイヤル式ではなく、 電話機の右側に5cm位の棒みたいなのがついていて、 それを「グリグリグリ」と3回位回して受話器…
ゆめこのお父さんは、時計屋さんだったから、 家の玄関は時計屋さんの店舗とつながっていて、 それはそれは広かった。 家からお店に降りる玄関の床には、木の板が5枚位張ってあった。 木の板には、所々まるい穴が開いていた。 ある日、ゆめこは、この穴をじ…
ある日、ゆめこは、暇だったので獣医のおじちゃん家へ遊びに行くことにした。 ゆめこの家から、徒歩5分位。 とても近いので、ゆめこはしょっちゅうおじちゃん家に遊びに行っていた。 獣医のおじちゃんは、家 兼 診療所に住んでいた。 おじちゃんのところへ…
気付くと、霧に包まれた様な、何もない、誰もいない、「無」の世界にいた。 「ここはどこだろう? 初めて来た場所?」 と考えながら、なぜか前進した。 遠くから人の声が聞こえてきた。 何もない、誰もいない、寂しい場所だったから、 とりあえず、誰でもい…
場所は自宅のキッチン。 まな板の上に、随分生きのいい立派な鯛が一尾横になっていた。 もちろんまだ生きていたが、なぜか目だけが真っ白だった。 母と私がキッチンに横に並んで、 この鯛をどの様に調理をするかについて話し合っていた。 さしみにするか、煮…
獣医の親戚のおじちゃんが大好きだった。 義理のおじちゃんだったけど、 いつも動物を全力で助けていたから、 子供心に立派な大人だと尊敬していた。 ある日、傷ついたバッタが、日向から日陰に向かって、 ゆっくりゆっくり、一歩ずつ歩いているのを見つけた…
ゆめこのおばあちゃんは、北海道の海のそばに住んでいた。 ゆめこは、海が大好きなので、 おばあちゃん家に行くことが嬉しくてたまらなかった。 今年の夏もおばあちゃん家にやっと到着した。 到着するやいなや、海に行くことになった。 ゆめこの心は高鳴った…
ゆめこは、仮面ライダーが好きだった。 ショッカーをやっつけ、たくさんの人を助ける強さに憧れ、 私もショッカーに会う事があったなら、 仮面ライダーの様に勇敢に戦うことをひそかに心に誓った。 ある日、いつも通り、学校から帰宅途中に道草を食って、 ト…
学校帰りには、毎日必ず、道草を食った。 夏には、バッタやとんぼを見つけて遊んだり、 冬には、雪だるまを作ったり雪合戦をして遊んだ。 冬は、母が毛糸で編んでくれた手袋をして学校に行ったが、 帰宅すると、必ず、片方が無くなっていた。 雪だるまを作っ…
田舎で生まれ育ったため、大自然と野生動物には不自由したことがなかった。 小学生の頃のこと、いつも通り、学校から家へ帰宅途中だったある日、 急に雨が降ってきた。 天気予報では、雨が降る予定ではなかったので、 傘を持っていなかった。 とっさに周りを…
ゆめこの初恋は、幼稚園の時だった。 目が大きくて、モテモテのかずやくんが大好きだった。 幼稚園児の時は、よくお漏らしをした。 お漏らしをする度に、のりこ先生がおパンツを取り替えてくれた。 ある日、ゆめこは、またお漏らしをした。 のりこ先生の部屋…