YUMEKO-Happy diary

ゆめこ日記へようこそ♬ 記憶や妄想や空想が暴走。時には現実、時には夢、勝手な思いつきで、日々、自由に綴っていくつもり。

獣医の親戚のおじちゃん

 獣医の親戚のおじちゃんが大好きだった。
義理のおじちゃんだったけど、
いつも動物を全力で助けていたから、
子供心に立派な大人だと尊敬していた。
 
ある日、傷ついたバッタが、日向から日陰に向かって、
ゆっくりゆっくり、一歩ずつ歩いているのを見つけた。
傷が痛そうだった。
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ゆめこは、傷が出来たら、いつも母にオキシドールを塗ってもらっていたので、
バッタにもオキシドールを塗ってあげた。
そして、熱が出たりしたら、あったかいお布団に入ると治ると信じていたので、
バッタを日向に戻してあげた。
まもなく、バッタが動かなくなった。
どうして?
オキシドールを塗ってあげたし、あったかくしてあげたのに・・・
ゆめこは、悲しくてたまらなくなり、
獣医のおじちゃんのところへ、バッタを連れて行った。
おじちゃん「ゆめこちゃん、残念だけど、バッタは死んじゃったよ。」
ゆめこ「おじちゃんなら、生き返らせるでしょ」
おじちゃん「どんな生き物でも、死んだら生き返らないんだよ」
ゆめこ「オキシドールを塗ってあげたし、あったかくしてあげたのに」
おじちゃん「命ある者は、必ずいつか死ぬんだよ。
バッタは、ゆめこちゃんのその気持ちが嬉しかったと思うよ」
 
おじちゃんの家の裏庭に、土を掘って、おじちゃんと二人でバッタを埋めた。
あの世では、傷の痛みもなく、幸せになって欲しいとお祈りした。