YUMEKO-Happy diary

ゆめこ日記へようこそ♬ 記憶や妄想や空想が暴走。時には現実、時には夢、勝手な思いつきで、日々、自由に綴っていくつもり。

毛糸でつながった手袋

学校帰りには、毎日必ず、道草を食った。
夏には、バッタやとんぼを見つけて遊んだり、
冬には、雪だるまを作ったり雪合戦をして遊んだ。
冬は、母が毛糸で編んでくれた手袋をして学校に行ったが、
帰宅すると、必ず、片方が無くなっていた。
雪だるまを作ったり、雪を固めてボールを作って雪合戦をする内に、
片方が無くなることが多かった。
そんなやんちゃな私を見かねた母が、
毛糸で三つ編みを作り、左右の手袋をつないだ。
これで、片方の手袋を紛失しても、
もう片方の手袋が三つ編みにより繋がれた片方を引きずり、
紛失を防げると考えたらしい。
まんまと母の策にはめられたことにも気付かず、
楽しく雪合戦をして、片方を引きずりながら帰宅した。